アナタのネガイ、なんですか?


その日の夜

『やぁ!れーちゃん!待ってたよ!』

案内人さんが待っていた。

『れーちゃん。見て、一部の人が怯えてるの。
何があったと思う?』

『え?・・・・誰かがさらわれた・・・・とか?』

『おぉ~!れーちゃん、おーあたり!よくわかったね~』

パチパチと案内人さんが拍手をした。

『誰がさらわれたの?』

『うーん・・・・それが・・・・わからないんだよね~
・・・・それじゃ!ききに行こーか!』

案内人さんが手を差し出した。

私はそれを手に取った。

『いっくよ~!とうっ!』

お城のバルコニーから飛び降りた。

『わわわわわっ!』

『れーちゃん、大丈夫だよ!ちょと空飛ぶだけだから!』

といった。

しばらくの間、私たちは空中散歩を楽しんだ。