四日前、クラスの女子が訪ねてきた。
『あの~。ここでお祓いしてくれるって聞いたんですけど~。』
『はい!そうです!どの様な悪霊ですか?』
『実は~、コイツを祓って欲しいんですけど~
・・・・よろしいですか~?』
『はい!喜んでお受けいたします。』
なんだ?何を祓うんだ?
このときはそんな軽く考えていた。
写真を見せながらいった。
『オイ、依頼だ。そいつを祓え。コイツ、オマエの友達ダロ?だが、感情的になるなよ?』
『・・・・コイツ、生きてんのに、どうやって祓え
ってゆ『殺せ』
『は?何言って『殺しちまえよ。俺もアイツ気に食わねえんだよなぁ~。』
『ンな事出来るわけ『誰のお陰で生きてこれたと思ってんだよ。恩、キッチリ返さねぇと、殺すぞ?』
そして、俺は白雨を消すことに決めた。
殺されないように。自分を守るために。
最低なヤツだ。


