何故、祐也が僕の心配なんかするのか。 僕は昔から不幸な目に逢ってきたから。 僕は昔から拉致されたり、拷問を受けたり、殺されそうになったり、虐待を受けたり・・・・。 そんなことがあったせいで、よく、警察沙汰になった。 皆は何故か僕を避けるし、僕は、いつも一人でいた。 「いや~、それにしても・・・・オマエの幼少期はヘヴィーだったな~。初めて聞いたときはそんなコトあるかって思ったわ~」 へらへらと隣で笑いながらついてくる。 「何でついてくんだよ」