「お~い!キツネく~ん!」
今日も僕の写真を求めてやってくる。
「・・・・はい。・・・・何ですか?・・・・って・・・・」
「オイオイ。せっく、友達の坂田様が話かけた
ってのに・・・・つれね~な~」
「自分の名前に様を付けるほどバカなヤツには言われたくない」
「うわぁ・・・・傷ついたわぁ~。酷いわぁ~。
せっかく、話しかけたのに~・・・・。・・・・てか、
まだ続けてたんだ。その、弱々キャラ。」
馬鹿さ全開のコイツは坂田祐也(サカダユウヤ
)。僕に付きまとってくる物好きなヤツだ。
「オイ。何か、変な紹介してねーか?」
ったく。人がどんな紹介してよーがいいじゃね
ーか。
「僕が?そんなコトするわけ無いじゃん」
「お~・・・・明らかに言ってることと矛盾してるだろ・・・・。ドスグロいオーラが滲み出ててるぞ
・・・・」
チッ。なんだよ。
「そんなコトないよ~」
「そんな、満辺の笑みで言われると、余計疑わしーぜ・・・・」
妙に勘がいいなコイツ。
「あ、そーだ。オマエ、もう平気なんか?」
「ん、まーね。平気」
「・・・・そか。ま、何かあったら話してくれや。
いつでも相談に乗ってやるかんな!」
ニッとわらった。
「うん!その時は宜しくね。」
「おぉ!待ってるぜ!」
そんな機会があるならね。