その日の夜
プルルル、プルルル、プルルル････
「はぁ～。もうこれで十一回目だよ････」
さっきっから沢山、これでもかってくらい電話がきている。
「････もしもし････」
「あ、あのっ！永井さんのお宅でしょうか？
わたし、永井さんと同じクラスの････」
という電話がきている。
めんど～と思いながら電話に出る。
「････はい、････はい、････それでは」
電話の内容は学校に一緒に、いこう。てヤツ。
プルルル、プルルル、プルルル････
「またか････」
めんどいな～と思いながら電話に出る。
「････もしもし？」
電話の相手は
「あ！優香」
由希だった。
「明日、一緒に、学校に行かない？」
「あ～････ごめん。私、しばらく一緒に学校、
行けない。････帰りも････ごめん」
「････そっか！うん！大丈夫だよ。じゃーね」
プツッ、ツーツーツー。
この日から私と由希の会話の時間がなくなった
。
