「でも、そうじゃないと美里は外に出られないんだよ?それでもいいの?」
「いーのっ!闇斗と一緒にいられるなら、それでもいい!」
即答された。
「・・・・でも、二人一緒に・・・・か・・・・」
「・・・・ねぇ闇斗。あの人形達は?」
「人形達?・・・・あぁ、それなら・・・・確か・・・・」
部屋の壁を叩いていくと、一カ所だけ音が違う所があった。
「あぁ、ここだ。ここを思いっきりたたけば」
ボコッ
「わー!闇斗、そんなに力、強かったんだ~」
そうゆう分けではないけど・・・・
「あ、新しい部屋!」
「美里、今あけた穴の真ん中ら辺に立っててくれない?」
「何で?」
言った通りに立つ美里に聞かれた。
「穴が閉じないように、だよ」
「分かった!・・・・でも、人形、出しずらくない
?大丈夫?」
「うん。それっ!」
全ての人形の腕をもって投げた。
「ワワワッ」
美里は慌てしゃがんだ。
「美里後ろに下がって」
「え?え?え?」
言った通りに美里が下がったのを確認してから元の部屋に飛び込んだ。
僕が滑り込みながら元の部屋に戻ると壊した壁が新しい壁と入れ替わった。
「美里、この人形、なにに使うの?」


