#3



今日も学校だ。




そう思って目覚めた朝




自分のベッドから時計を覗き込む




AM 6:30



7時には家をでなければ間に合わない




「やっば…」




私は慌てて制服に着替え




バタバタと1階へ降りた。




「ご飯はー?」



母親が居た時はそんな事も聞かれたっけ




今は、こんな大きな家に




1人で住む。




忙しげに靴をはき、




「いってきます」




誰もいない家へ呼びかけた。




また今日も地獄の始まりだ。