「いってきまーす!」
やばいよー!
どうしても間に合わない。

その時だった。
「春菜ー!乗れよ!」
この声は・・・。

振り返るとやっぱりこいつだ。
「なによー!拓海!
この通り余裕で間に合うもんね!」
拓海は有名な山川医院の息子。
「じゃあいいかっ!
吉野行けー!」

んでも、このまま拓海に行かれたら・・「拓海!
やっぱりお願いします。」

拓海は笑いながら「ほーらやっぱりな」

むかつくけど憎めないのがこいつだからいやだ。