…今日も可愛い。


俺はこっそり内森さんを見て、でへへ、と笑った。


「気持ち悪いです」

「うおあっ!夕上!?いきなり背後とるなよ!」


ガタンッ


いきなり背後に現れた夕上に驚いた拍子に、俺は派手な音を立てて椅子から落ちた。



「ってぇー…」

肘をちょっと擦りむいた。痛い。


「あーあ、どんくさい」
勇輝が憐れむような目で俺を見た。その手には本。


俺はすぐに立ち上がって、勇輝に絡んだ。


「おうおう、勇輝さんよぉ。本なんか読んじまって真面目気取りですかぁあ?」


勇輝は心底鬱陶しそうにその綺麗な顔を歪めた。

「ガラ悪。これはただのゲームの攻略本だよ。」

「こーりゃくぼん?」


夕上がきょとんとして首を傾げた。


「お前ゲームとかしなさそうだもんな。」

俺は頷きながら言った。

こいつオカルト本とかホラー映画とかばっか見てそうなイメージだもん。


「そうですね。ゲームだとおいでよアニマルの森くらいしか…」


古っ

しかもアニ森って…。
女か!