委員会かぁ。
麻理ちゃんも大変だな。
そんなことを考えながら、鈴音ちゃんに言った。
「楽しみだね、遠足!」
「そうだね」
鈴音ちゃんがふわりと笑った。
鈴音ちゃんが笑うと、まるで花が咲いたみたい。
わたしがぼうっと見ていると、それに気づいた鈴音ちゃんが眉をしかめた。
「なに見つめてんの?きもっ」
ぐさあっ
「す、鈴音ちゃんは、なかなか口が悪いね」
そういえば鈴音ちゃんには、今日の実験のときも落ち込まされたっけ。
すると、鈴音ちゃんから意外な返事が返ってきた。
「…ごめん、ね」
「え?」
鈴音ちゃんがしょんぼりして言った。
「ほんとはきつく言うつもりじゃないし、本心じゃないんだけれど」
「き、気にしてないからっ!大丈夫だよ鈴音ちゃん!!」
落ち込む鈴音ちゃんに、わたしは焦った。
