大きくて丸い黒目がちな瞳も、白い肌も、小さくて形の良い唇も、

全部どんぴしゃ俺の好みじゃん!!



そう認識した途端にはやる俺の鼓動。


そう、俺は、いや、男は単純なんだ!

可愛い子、それも自分の好みにストライクな子には目がないんだ!



どくん、どくん

…ん?ちょっと待て。


どくん、どくん、どくん

え、ちょっ、なにこれナニコレ。


さっきから心臓がどきどきうるさい。

少女から目が離せない。


いや、いくら好みのタイプっていってもこれはおかしいだろ。

まるで恋みたいじゃんか。