ドMな僕と怪力なきみ。



勇輝が夕上の席に向かった。

だから俺もそれについていく。


勇輝が夕上に話しかけた。


ぷぷっ、クラス中ざわついてやんの!

それもそうか、クラス1、いや学校1のイケメンがこんなオカルトヤローに声かけてんだもんな!

周りの反応おもしれー!


「夕上、だっけ。俺、沢田勇輝。この馬鹿の幼なじみなんだ。よろしくな。」

「…よろしく」

夕上は少し戸惑いつつも、笑顔を見せた。



「ってか夕上何読んでんの?」

俺は勇輝の背後からひょいっと顔を出した。


「世界心霊体験全集」

「うわっ、お前やっぱオカルトヤローだな!」

「変態ヤローに言われたくないですね。」

「はぁん、もっと!…って、お前、知って…!?」

「僕は何でも知っています。」


怖っえーよ!!

なんだよ俺の周り!


勇輝といいこいつといい、超人ばっかじゃねーか!