ドMな僕と怪力なきみ。










「…はい、今日の授業はここまでだ。坂下、夕上、次遅れたら死刑だぞ。」


あの後結局授業に遅刻してしまった俺たちに、高瀬は死刑を宣告した。


「は、はーい」


まじ怖い、このせんせ。
笑顔だけど目は笑ってない。


しかしなんか、こう…、俺のドM心のくすぐられる笑顔だ。


「おい、謙太」

「んあ?んだよ勇輝」

「俺らの班、あと一人必要だぜ。誰入れる?」


もう放課後だけど、と勇輝が付け足した。



そうだ、忘れてた。
遠足の班!


(俺と内森サンのこれからに関わる、運命のとき!!)



ってか


「え?あと一人要んの?」

「ああ」

「ふーん」


俺はちょっと考えて提案した。

「夕上は?」

「はあ?あの暗そうなやつ?」

「おまっ…、夕上クンはすごいんだぞ!クソヤローだけどお祓いができんだぜ!!」


そう言った俺を、勇輝が白い目で見た。