ドMな僕と怪力なきみ。




「坂下くん、きみ、ついてますよ」


…はい?


「え?え?なに?俺、ツイてんの?ラッキー??」

頭の上で疑問符が踊っている俺。


「違います、『ツイてる』ではなく『憑いてる』です」

「What!?」


おお…。

驚きすぎて英語まで出てしまった。

俺、英語にがてなのに。


「あなたの肩の上に、ジョウロの生き霊が見えます」

「…はぁあ?なんだそりゃ」


しかも、んだよ、ジョウロの生き霊って。

ナニソレ微妙。


しかしジョウロ…?

なんか、引っかかるような…。




「……あーーーッッ!!」

いきなり大きな声を出した俺に驚いて、夕上の肩がびくっと揺れた。