…わかった。
このこ、不器用なんだ。
「…ってあんた、なんか怪我増えてるじゃん!」
でも、優しいひと。
ああ、わたし、このこと
(友達になりたいな)
そう思った瞬間、周りの空気がぴたっと止んだ気がした。
「は…あ…!?」
顔を真っ赤にする彼女。
その傍らで、さっきわたしを心配してくれた少女が口を開いた。
「あー、鈴音ばっかずるーい!ね、わたし、早川麻理っていうの。わたしともお友達なろ!」
「…へ!?あ、もちろんです!」
わたし、口に出してたみたいだ。
恥ずかしい…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…