************** 夏練がないクラブの休みの日は、毎日、高宮さんと会った。 図書館で宿題も一緒にやった。 完全には終わらなかったけれど… きごちなかった僕達も少しずつ、打ち解け 図書館までの道のりも一緒に手を繋いで歩いたっけ。 僕は、1つ上のくそ生意気な姉貴の話しもよくした。 高宮さんはあまり自分の事は話さない人だったけれど、 どうやら一人っ子みたいだった。