************** その日の夕方‥ 早速俺は、書かれた住所を頼りに電車に乗った。 食品の製造工場らしく、港の近くみたいだ。 大学から5つほどしか離れていないのに随分と田舎へ来たような気がする‥ 番地を見ながらひたすら歩いた。 所々で潮の香りがする‥ 風が心地良い。 農家のオバサンに光本工場を聞いたらすぐに教えてくれた。 迷わず向かう。 しばらく歩くと、俺の目の前に、古びた工場が見えた。 どうみても、20歳やそこらの若い女の子が働いている職場には見えなかった‥