中野は今言った言葉もすっかり忘れたようで、フラフラしながら 席に戻って行った。 酔いながらも佐藤さんの横にちゃっかりと座った。 俺も高鳴る鼓動を抑え、席に戻る… チラリと横目で見る… 俺が席に戻っても、高宮さんが顔を上げて俺を見ることはなかった。 ひたすら前を見つめ、ピクリとも動かない。 出来るだけ、高宮さんの方を見ないようにとは思ったけれど… やっぱり気になった。