僕達2人だけが時が止まったかのように… 僕達2人だけが誰からも見えていないかのように… 僕は、ふぅと息を吐き出し「落ち着け、落ち着け」 と自分に言い聞かせる。 そして、高宮さんの腕を掴み保健室へと連れて行った。 周りが好奇な目で僕を見る… 最悪だ‥なんでこんな事に… 手を差し伸ばしてしまった自分に後悔する… でも…今は緊急事態だ… 仕方なかったんだ‥ 僕は自分に言い聞かせる…