何も見ていない。目など合っていない。 僕は知らない。僕には関係ない。 卑怯者と呼ばれたってなんでもいい。 僕と同じ立場になってみろ。 誰だって僕と同じ考えになるはず。 何十人という批判の目を浴びたくはない。 皆そうだろ? 高校生活はまだ3年もあるんだ。 出来る事なら何事もなく平穏に過ごしたいんだ。 ブツブツと呪文を唱えるかのように早足で 部室へ向かう。 僕は、今日あった事を忘れるかのように 部活へとのめり込んでいた…。