高宮さんは廊下側に席があり、廊下からでもよく見えるのだ。 丁度、僕が高宮さんの横を通りすぎようとした時… 高宮さんは顔を上げ、こっちを振り向いた。 目が合った‥ 僕の足が一瞬止まる‥ 高宮さんは… 【助けて…】 と僕に訴えかけて来ていた。 僕は‥ 反射的に目を反らしたんだ‥。 高宮さんの目には沢山の涙が溢れかえっていた‥ 僕はその場を走り抜けた。