------------------ --------- 「じゃあ、俺、大学行って来る。なるべく早く帰って来るから。 あ、そうだ、何かいるものあったらメールして。」 と言って気づく。 「…携帯持ってないか‥。」 高宮さんは頷いた。 「じゃあ、まあいいや。帰ったら一緒に何か買いに行こう。」 高宮さんはニコリと微笑んだ。 ドアノブに手を掛けようとして…振り返る。 高宮さんは首を傾げた。 俺は、高宮さんの手を握った。 「…ちゃんと、待ってろよ。」 そう言って、細く華奢な手を握りしめた。