里美と目が合った‥
里美が一瞬、驚いた表情になり、目を背けた…
光本さんが
「こんなところまで、あの子の事追いかけて来たんだ。」
と言った。
「でも、残念ね…あの子、たった今、工場を辞めさせた処なの。
もう会えないと思うけど」そう言って、腕を組んだ。
俺は愕然となる‥
キリキリと胸が締め付けられた…
拳を握り締める…
「‥な…なんでだよ…なんであの子を辞めさせるんだよ!!
あの子が悪いんじゃないだろっ!悪いのは全部、俺なんだよ!!
アイツは関係ないんだよ!!」
思いっきり怒鳴りつけた。
「ほーら。やっぱり好きじゃないとか言っておきながら、
こんなところまで来てアタシらを怒鳴りつけて、里美が可哀想だよ!
謝って!里美に!!」
里美が話さない代わりに、光本さんが代弁者となる…
「……可哀想…?里美が…?何言ってるんだお前‥」
俺は光本さんを睨みつける。
「そうだよ!アタシが可哀想って思わないわけ?あの子は可哀想で
アタシは可哀想じゃないの?アタシの事なんてどうでもいいの?」
今度は里美がポロポロと泣き出した。
「…‥。」
「今は、アタシの方が可哀想だよ!好きじゃないって言って
おきながらこんな所まで来て!
修吾にここまで思われるなら、あの子と変わりたいよ!!」
里美がそう叫んだ…
俺の頭に血が逆流してくるのが解る‥
「…あの子と変わりたい…?何言ってんの…?笑わせるな。
お前があの子と変わったら生きてなんていけないさ!ふざけんな!!」
そう吐き捨てた。
そしてすぐさま、その場を後にした。
走って高宮さんを追いかける---
-----今、捕まえないともう二度と会えない気がしたから…

