オバサンの後ろ姿を見送りつつ、 高宮さんの顔を見つめる。 「‥何しにきたんですか?」 高宮さんの問いかけには答えず 「行こう」と言って、 腕じゃなく、手のひらを掴んだ。 高宮さんは、俺を睨みつけたまま俺の後ろを着いて来る。 しばらく、港の方へと歩く。 「飯食った?」 と尋ねる。 高宮さんからは返事はなかった。