16の月-過去に戻れたら‥【完結】


俺はでっかくため息を着き、
再び高宮さんの腕を掴んだ。


今度は振り払われないように力強く。



そして、そのまま引きずるような形で店から出た‥。



高宮さんが、俺の手を爪を立てて離そうとする。
ジワリと血が滲む…


だけど、俺は離さない。



ズンズンと歩く。

この前のように----


人気のない公園までやって来た。



腕を掴んだまま、高宮さんの方へと振り返る。

高宮さんは、左手で俺の手を何度も叩いていた‥



目が合い、俺を睨みつける。



小さく震える唇が動いた…
「…私が…遊ぶのもだめなんだ…」




「……。」




「…そうだよね‥私にそんな資格なんてないよね…」




「……。」
俺は何も言葉が出ない‥




「…もう解ったから‥手…離して下さい。」
高宮さんの目には涙で溢れかえっていた…




高宮さんの涙を見た瞬間…


ゆっくりと俺の力が抜けて行く…


力なくダラリとした俺の腕…




高宮さんは、涙を拭い
帰って行った…