『空ちゃん!いつまで寝てるの?早く起きないと!』 あおいの…声がする。 …あおい? あおい…そこにいるの? 「あ…おい?」 『空ちゃん。起きて』 あぁ。あおい。 『空ちゃん。目を開いて。いつまでもお母さんを不安にさせちゃダメだよ!』 「うん…。」 あおい…。 名前を呼ぼうとした瞬間。