仲間を壊さないように…


居場所を失なわないように…


大丈夫。私さえ、上手くやれば皆傷つかない


「…やべ。嬉しい」



「へへへ」


ハルのちょっとにやけた顔は金髪ヤンキーには似合わなすぎた



「ハル…でもね。二つだけお願いがあるの」


「ん？言ってみ」

「私…家でうまく行ってないからその…ハルが迷惑じゃなければ泊めてほしいの」



「それはかまわんよ。もうひとつは？」



「もうひとつは…皆に内緒にしてほしいの。2人きりで出かけたり、色んなことハルとしたい…でも私には他の皆も大事で皆に変に気を遣われたくないから」


「ふーん…」


そこでハルは少しだけ不機嫌そうになった