「いきなり入ってごめんなぁ。」

嫌いな料理ばかりで飽きたから…というのは伏せておいて…

「お前…瑞樹麗蘭やろ?」

ん?

なんや。

れいのこと知ってるんや。

…。

!?

「はぁ!?あんた、なんでれいの名前知ってんねん!!」

れいってやっぱり有名人なんかなぁ。

とか言ってるひまやなかった!!

なんでれいのこと知ってるんや??

うーん。

どっかであったことあるかなぁ?

「…。」

れいは、オノ君の顔をジーーーッと眺め始めた。

茶色の瞳に、赤っぽい色の短髪。

どっちかというとイケメンの部類やなぁ。

…うんっ。

知らんっ(笑)

れいは、オノ君のそばへ近づいた。

「なぁなぁ。なんでれいの名前知ってるん??」