今日から高校生!ついに高校デビュー!!


なんだけど、何すればいいのーっ???


とりあえずメイクを頑張ってやって、髪も編込みをしてアレンジを加えて、制服は着崩さずに・・・「これでよしっと、さて、学校行きますか!!」


学校に着いた・・・クラス発表を見ると・・・やったぁ!、親友の麗空【レア】と一緒だっ!

ウキウキしながら教室へ入ると、席はもう名簿順で決まっていてあたしの席は、窓側の一番後ろだった。

「苗字、クォンなんだけどなー、なんで一番後ろなんだろ・・?韓国の苗字だからかな?」なんて言っていたら、親友の赤城麗空【アカギレア】が入ってきた。

「明日菜〜っ、同じクラスだね!よろしくー!!」

「そーだね、よろしく。」

麗空のテンションについていけなくてテキトーに答えてみる。

「えーっ、明日菜そっけないっ・・・泣」

「そぉ?ふつーじゃない?」

「明日菜にとってはふつーだけどさぁ、もっとこう、なんか....ねぇ?」

あたしは麗空のテンションについていけないんだってば!なんて言わずに、

「今度から気を付けるー。」って言っておく。

「明日菜そう言って直したことないじゃん!高校生だよ?高校デビューしようよ♪」

「高校デビューってさぁ、どーすればいいの?」

「うーん、例えばさぁ、男子に積極的に話しかけるとか、メイクの仕方変えるとか....あと、彼氏つくるとか!....色々あるでしょ!」

「えー....色々ねぇ....頑張ってみるよ。麗空は何か始めたの?」

「あたしはねぇ....なんと!彼氏が出来ちゃったの~!」

「えっ、もう!?早くない??いつからょ???」

彼氏できたとか!聞いてないんだけどっ!置いてかれてるー!?

「えっとねー、4月のはじめくらいかなぁ?」

「相手は誰?」

「あのね、明日菜の幼馴染の黒澤斗夢【クロサワトム】君だよ。」

えっ、てっきり麗空は、斗夢とか苦手だと思ってたんだけど・・・

「えっ、斗夢〜!?なんでなんで???」

「明日菜には言ってなかったんだけど、実は斗夢君のことずっと気になってたんだよね、そしたら志望校がたまたま一緒で、合格発表の時に初めて喋って、優しくていい人だなぁって思って好きになったの。」

「そうだったの??」

「うん、で、4月のはじめに高校の下見に行っとこうかなぁって思って一人で学校に行ったら、たまたま斗夢君も来ててそこで、「あっ、麗空ちゃんだよね?」って話しかけてきて、そこでいきなり斗夢君に、「実は、中学の時から麗空ちゃんのこと好きだったんだ」って言われて、付き合うことになった。」

電撃交際なんですけどっ・・・・

「えーっ、流れが早すぎるっ!!」

「でもね、付き合ってみると、斗夢君のこと色々わかってきて、すっごい優しいんだなぁって・・・♡」

「いいなぁリア充!斗夢でよかったねぇ、あいつめっちゃ優しいもん!うちも負けてられないなー、早く好きな人つくりたい!!」
麗空に置いてかれたくないょー!泣
「そっかぁ、明日菜まだ好きな人いないもんねぇ・・・高校生になったんだし、いい人いるかもよ??」

「うーん、いい人いるといいけどねぇ・・・あ、そういえば斗夢って同じクラスだよね?よかったじゃん。」
麗空のことだから、斗夢にべったりなんだろうなぁ・・・。

うん!よかった!でも、うちのクラスすごいイケメンがいるらしいよ?」

「そーなの?でもイケメンでも性格悪くちゃダメだし〜、どうだろうね?」

「まぁその子が来るのを待とう♪明日菜といい関係になるといいなぁ♪」

まだその子に会ったことないのにそんなこと言わないでよー!でも、気になるなぁ。

そんなうまくいかないでしょ・・」

その噂のイケメンが、悠人【ユウト】だった・・・・