「ねぇ米山くん、どうしてそんなに不細工なの?」





身体の芯部から突き上げてくる快楽に、思考はどこかへ吹き飛ばされた。


二つの乱れた呼吸が混ざり合って、部屋の空気を震わす。


激しく揺さぶられている身体が次第に熱を帯び、まるで自分のものじゃないように錯覚した。



いつの間にか私はうつ伏せにされていて、米山の枕を胸に抱き締めていた。

背中に密着している米山の胸が、上下する度に肌と肌が擦れ合って。そんな刺激にも狂おしいほどに感じてしまう。



「もう……いいか?」

切なげな掠れた声で米山が尋ねた。私の方も絶頂に達する間際だったから、小さく頷きながら、抱えた枕にぎゅっとしがみ付いた。



米山は私の中の奥深くで動きを止めた。


やがて、大きく息をして呼吸を整え始める。米山の肩がゆっくり上下しているのを背中で感じた。