「ねぇ米山くん、どうしてそんなに不細工なの?」

上向きに寝返って、米山をマジマジと見詰めた。


シャープな顎のラインが素敵。プクッと飛び出た喉仏が素敵。ほんの少しだけ厚めの唇が素敵。

全部まとめて一言で表現するとしたら……。



米山ってセクシーだ。



「ねぇ米山ってさ、顔以外は完璧だよね」

うっとり眺めながら何の気なしに漏らせば、米山はまた、私に視線を落とした。



目と目が繋がって、身体の芯部がざわめき始める。



「悪かったなあ、不細工で。つーか、顔以外も別に完璧じゃねぇけど」

米山はどうしてだか自嘲気味にそう言って、困ったような苦笑を浮かべた。



「完璧じゃん。どっか欠点ある? あるなら言ってごらん? 顔以外で、だよ」


「お前、顔以外、顔以外ってしつこいんだよ」


そして私を見詰めたまま、んー、と小さく唸る。どうやら、考え込んでしまったみたいだ。