「ねぇ米山くん、どうしてそんなに不細工なの?」





スーパーマーケットでお酒と、肴になるようなお惣菜やお菓子などを買って、いよいよ米山邸へ。



質素なワンルームマンション。そして、中も質素だった。

家具は最低限のものしかない印象。けれど殺風景というほどでもない。


極一般的な、独り暮らしの男の部屋って感じかな。何が一般的かって聞かれたら、よくわからないけど。



窓際にベッド(というかあれはマットレス?)、その手前に四角い座卓。ホームセンターとかで売っているようなヤツだ。



米山は私を一度も振り返ることなく、キッチンを素通りして奥へとズンズン進む。そして、手にしていた買い物袋を座卓の上に置き、その横にドッカリと腰を落とした。



それにしても寒い。これじゃあ上着が脱げない。


部屋に入ってすぐの所にあったファンヒーターの横で立ち止まり、「付けていい?」と尋ねれば「どうぞ」と、すんなり許可がおりた。