「ねぇ米山くん、どうしてそんなに不細工なの?」

一瞬の沈黙。すぐに写メを見せたことを後悔した。

「わぁ……背、高そう。おしゃれー、足長ぁーい」

顔以外を一生懸命褒める景山さんに虚しくなった。他の皆も、見せろ見せろと煽った手前、優しそうだねとか、何かスポーツやってんの? とかもう必死。


「休みの日とか、ジム通ってるみたい。バスケもやってるって言ってたかな」

愛想笑いが苦笑にならないよう、こっちも必死だった。


居心地の悪さを感じながらも、話題が変わってくれるのをじっと待った。けれど一向にそんな気配はない。

山口さんが、

「旦那さんに会わせてよ。どうしたらこんな美人と付き合えるのか、その秘訣を是非聞きたいよなぁ?」

なんて言い出す始末。他の男性職員も、その言葉に一斉に頷く。

そんな風に気を遣わないで欲しい。


「秘訣も何も、私の方が好きになったんだから」

事実を告げただけ。でもそれがいけなかった。