君の近くで…

優希くんは家の近くだという公園の前で車を降りた


メアドを交換して

「日中とかもメールして大丈夫ですか?」

優希くんが訪ねてきても
私は何だか…視線を合わせることができなかった


「ん―お昼休みだけしか、日中は返せないかも。」


仕事中はメールしてる暇もない


「あー、分かりました。じゃ、夕方くらいからメールしますね。
ありがとうございました。」


助手席にシトラスの香りを残して優希くんは帰って行った