帰宅ラッシュを抜けてコンビニに入った


タバコを取り出して火をつける…―


その時
フロントガラスにかかった煙越しに駐車場の縁石に座り込んでいる男子高校生が視界に入った…



その男の子の表情が
何故だか私を引き付けたの

伏し目がちに目線を落として、ただ一点を見つめてる

何をするでもない

ただ
座ってるだけ



それなのに

次の瞬間には、私は車から降りてその男の子に話しかけていた