母「いい、カンナちゃん。女の子に産まれて来たからには幸せになること。素敵な男性と結婚するんだよ?そうなるように神様が見守っていてるから」

カンナ「うん!幸せになるよ」

母「偉いわね」

ピピピって目覚まし時計が鳴った。私の意識も現実に戻された。

カンナ「幸せな結婚か」

母は未婚で私を19の時に産んだ。父親は誰か教えてくれなかったし私は母さんがいればそれで良かったでもその母も病気で10年前に他界している。

現在21才。憧れだった教師になるために大学に通学中。今日は確か午前から講義があったような?

カンナ「ヤバッ!遅刻!!」

慌てて用意を済ませ自宅マンションを飛び出した。

そう、まさかこの時私にどんな事起きるなんてこの時の私は知るはずもなかったんだ