……あれ?反応がない。




「恭ちゃん?」




隣で立ったままの恭ちゃんの顔を見上げると




「……………。」




…あれ!?



真っ赤!?




え?



も…もしかして……




「照れ、てる?」




私の言葉にハッとして、片手で口を覆う恭ちゃん。




「…や、お前……その…本気で?」



「もちろん!ねえ飲もうよ!」



「こ、これは…カップルで飲むやつだろ? アレだ……その……お前、好きな人と飲まねぇと…」




恭ちゃんが……



恭ちゃんが………!!




珍しく、狼狽えている!!!




ギャーーー可愛い!!!!




「そんなの!問題ないよ!私、恭ちゃん好きだもん!!」



「いやだから、その好きとは」



「……恭ちゃんは……嫌い?私のこと…」




上目遣いで恭ちゃんを見上げると、う…、と言葉を詰まらせる。




昔から恭ちゃんはこれに弱い。