「んっ!」 片方の手首をつかまれ兄に唇を奪われていた。 「やっ!はなしっんっ!」 兄の舌が私の口内に入ってきた。 初めてのディープキスだった。 兄ははっとしたように我に返った。 私は泣いていた。 「うぅ、ひっく、う」 「ごめん。」 私は走って自分の部屋に戻った。