こらしめ屋



その日は和樹と海と渉の3人がお見舞いに来てくれていて、何気ない会話を楽しんでいた。


すると、和樹の携帯が鳴った。



「わり。電話だ。」



そう言って、和樹は病室を出て行った。


ここ、病院だからね。

携帯は使用厳禁。



「誰からだろう?」



あたしがそう言うと、海はからかうように笑いながら、



「女の子からだったりして♪」



と言った。



「…え?和樹、彼女いるの?」


「どうだろ?でも、和樹って結構モテてるんだよ?」


「えぇぇ!?あの和樹が!?なんで!?」


「それは、やっぱり格好いいからじゃないかな?背も高い方だし、不器用だけど優しいとこあるし。それに、巷で人気の俺様な性格が良いんじゃないかな?」



そうだったんだ。

和樹ってモテるんだ。

知らなかったな…


なんか以外だし、ちょっと焦る。