君に注げる愛。

無理だった。

私に声をかけた男がいた。

「なあ、瀬川って君?真希って名前?」

なんか、見たことあるけど・・・。

名前が思い出せない。

「うん。そうだけど・・・?」

男嫌いなのは変わらず、オドオドしてる。

馬鹿だな、私。

「やっぱり!瀬川!?あ、俺、青木!青木俊!覚えてる?」

よく喋る人だなあ・・・

青木か・・・・

あ、青木!?

「あっ・・・。」

青木は小学校時代、同じクラスだった。

もちろん、いじめっ子。

体が震える。

また、あの時みたいになったらどうするのか。

いまでも泣きそうなほどだ。