世界聖戦

「彼らは自分の中から放つ炎によって、巨大な煙の雲とともに空中に吹き上げられ、ぞっとするような、しかも恐怖に震え上がるような苦痛と絶望の悲鳴とうめき声を上げながら」

「うがぁああぁぁっ!」

「重さもバランスも失って、火花のように大火の中を四方八方に飛び散っていました」

「ぐふぁあっ!」

聖ジョージ大聖堂内部にまで響き渡る、ランスロットの呻き声。

ファティマは詠唱をわざと途切れ途切れに読み上げ、彼を嬲る。

力こそ、能力こそ天使。

しかしそのやり方は、寧ろ悪魔に近い残忍さであった。