お互いの手を握り締める。

ふと。

「ヘヴンの手は…」

カタリナが呟く。

「温かいのですね…聖痕に主が宿っているからでしょうか。それとも…」

じっとヘヴンの顔を覗き込むカタリナ。

「貴方自身の心が温かいからでしょうか」

「っっ…」

唯一神と同一の存在は、人間らしく赤面した。