世界聖戦

「チッ」

喋り過ぎたか。

そんな表情で舌打ちするヘル。

「鋭いなカタリナちゃん…物事の肝要な部分を聞き逃さねぇ辺り、優秀だぜ。だが…」

ヘルのサングラス越しの眼が、一人の男を捉える。

「その話はまたにしようや、『仕事』の時間だ」

「!」

ハッとするカタリナ。

いつの間に接近していたのだろう。

西洋刀を携えた修道服姿のイギリス人男性が歩み寄ってきていた。

「立ち話とは余裕だな、シスター・カタリナ…心強い御友人がいるせいか?」