世界聖戦

これでヘヴン達のヴァチカン突入は筒抜けになった。

にもかかわらず。

「…誰も出てきませんね」

カタリナが呟く。

三人は一切の邪魔を受ける事なく、サン・ピエトロ広場を通過しようとしていた。

「来るなら来いって事じゃない?私達が侵入しようが、ヴァチカンの鉄壁さは揺らぐ事はないっていう自信の表れ」

ジャンヌが気に入らないといった様子で言う。

「…何にせよ油断は禁物だ。このままメサイアの所まですんなり行けるとは思えない」

走りながらヘヴンが呟く。