「……」

不服げにヘヴンを睨むジャンヌ。

しばしの睨み合いの後。

「私」

彼女はヘヴンに背中を向ける。

「絶対カタリナには負けないから」

ジャンヌは部屋を出て行く。







色恋沙汰に鈍いヘヴンは、その言葉の意図を分かりかねていた。