「ぐ…!」

甲冑越しにでも響く衝撃。

ヘヴンの打撃は、華奢なジャンヌの身には堪える重さだった。

「剣士とはいえ少女」

ヘヴンは構えたまま言う。

「苦しめはしない。安らかに眠りへと誘おう」