次の日もまた次の日も、ずっと愁太の事を考えていた。


親友の美莱(みな)から、


「ゆ~あ~!!最近どうしたの?ずっとボーッとしてるよ?」



そっか、親友には言わないとダメだよね!


「美莱、あのね!私、彼氏ができたの!!」

「え―!嘘―!!結愛、やったね―!!」


美莱は、自分の事のように喜んでくれた。

「…で、お相手は??」

「板垣 愁太だよ!すんごいカッコいいの!!」



板垣 愁太という名前を口にした瞬間、美莱の顔色が変わった。



「板垣 愁太って…同じ学年の…?」