「私も…板垣君が、好き…です…!!」

「それ…まじ…??」

「…はい!!」



正直、私がこんな事を言うなんて
自分でもビックリした。


「やった!!結愛は、俺のモノだ―!!」


俺のモノ…
そんな言葉があの時は、今までにないくらい、嬉しかった。


「結愛!!これから、よろしくな!!」


板垣君はそう言ったあとに、私を抱きよせた。

私の頭は、板垣君の胸あたりにトンっと当たった。


それと、同時にピカーッと何かが光った。


私は、そんな事どうでも良かった。今、私が板垣君の腕の中にいること。それを、私は奇跡だと思った。このまま、時間が止まればいいのに…。
そう思った。



板垣君は、ふわっと香水の匂いがした。