息が上がって目の前が砂嵐に変わってく。 グラッ..... 視界が歪む。倒れるっ‼ そう思った時、誰かがあたしの体を支えた気がした。 「おいっ!大丈夫かっ?」 誰かの声が聞こえた。誰かわからないけど、 低い、優しい声。 その声を聞きながらあたしは意識を手放した。