その中には、またしても写真。
淡いピンクのベッドに寝転がり、両手両足を拘束されている七海。

写真に写っている部屋には、窓が無い。
そのうえ、日光が注いでいる様子もなかった。
部屋の明るさは、電気のみ。

それを考えると、一番高い確率で、七海は地下室にいるだろう。
地下室にいるとしても、地下室へ続く道はどこにあるのか。

エレベーター、と考えるのが普通だろうが、あの会長がそんな普通のことをするとも考えにくい。
ゲームだと、言うのなら。
オレを七海の所へたどり着かせないように、トラップを多々用意しているだろう。

・・・一分一秒も、惜しいというのに!!